2014年6月10日火曜日

ブログはじめました。


今回から始めることにしたこのブログで医療過疎地・公立浜坂病院でのスタッフの暮らし向き、医療の問題点などを取り上げていくつもりです。こんなことを考えながら仕事をしているのだといったことを理解していただき、少しでも病院に対して親しみを持つ方が増えてほしいとの思いからです。
しかし、理想を言えば、病院は暇なほうがいいのです。それだけ地域の皆さんが健康だということですから。多くの人がより健康に暮らし、その中で時々「今よりもっと健康になるにはどうしたらいいか?」そういったアドバイスを求めに病院に来る、それがスタッフ一同の願いです。
いえ、決してその方が暇だから、というのではありませんよ。

というわけで、最初の記事は病院職員で作る『登山同好会』の活動状況です。67日土曜日に鳥取県の三徳山投入堂に参拝に行ってきました。67日です。ちょうど入梅した直後で天候がとても危ぶまれました。雨で登山道の足がかりがぬれていたら?登るのが危険な状況であれば入山中止だそうです。そういった意味では比較的安全かもしれませんが、早起きして現地に行って入山禁止なんてことになると、それも悔しいですね。 

参加者は合計14名。2台のワンボックスカーに分乗して三徳山のふもとまで向かいました。登り始めが8時半ごろ、予定通りです。入山チェックの前に腰痛にご利益があるというお寺があり、坐骨神経痛を持つ私は先ずそこでご利益を一杯頂いて、先行きの不安を払拭(1)。
(1)


入山チェックではハンドバッグなどを持っていて、片手がふさがる可能性があるとだめ、靴もハイヒールとかはもちろんだめ、靴底が磨耗しているとこれもだめ。その場合、参拝道の入り口でわらじを購入して、わらじに履き替えなくてはなりません。


此処で一人入山規制。険しそうだということで、麓で待つことに。13人で険しい参拝道を登り始めました。毎年何人かの負傷者が出るし、時々死者も出るという、この厳しい参拝道を文字通り両手両足を使ってよじ登っていきます。最初の難所、かずら坂は木の根が地面の上に網の目上に露出して、傾斜は60度ほど、その根っこにつかまりながらよじ登っていく(2)と、今度は急な傾斜の岩場が現れ、そこを登り切って一息つくと文殊堂直下の鎖場、文殊堂の回廊(3)高所恐怖症の人には苦手だと思います。

(2)かずら坂

(3)文殊堂の回廊

私は靴を脱ぐのが面倒だったので、行きませんでした。馬の背(4)、牛の背を過ぎるとやがて元結掛堂が現れます。この建物の奥のほうを、岩の下をくぐるようにして過ぎると人は生まれ変わるそうです(5)。私もここで生まれ変わって、坐骨神経痛をこのお堂に置いてくる事ができたかも!生まれ変わるとそこには投入堂、本日の最終目的地です。こんな処にどうやって建造物を作ったのか、全くもって謎です(6)。

(4)馬の背

(5)元結掛堂

(6)投入堂 

降りは登りよりも一般的に怖い。怖いと思って腰が後ろに引けるととても足が滑りやすくなりますが、かといって怖いのに腰を引かないような姿勢を保って歩けと言われても無理なものは無理(7)、昔海外の山の岩壁を初登攀した私も、変なことをすると沽券にかかわるなどと思ってはいても、足の筋力がすっかり弱っており、笑う膝を叱りつけながらやっとのことで出発点にたどり着きました。此処では他の参拝者にお願いして写真を写してもらいました。従って14人全員が此処には写っています(8)。
(7)

(8) 

その後、近くの旅館で温泉に入り、お昼を頂きました。それから干菓子とお団子のおいしい店(石谷精華堂)、ふろしき饅頭のおいしい店(山本おたふく堂:ここで貴重な情報を得ました。なんと、ふろしき饅頭8個でショートケーキ1個と等しいカロリーだそうです(9)。安心してふろしき饅頭を食べられる!)
(9)

を経由して、道の駅でアイスクリームを食べ、野菜などを購入して夜の反省会に突入。反省会では、元結掛堂で生まれ変わった体に念を入れてさらにアルコール消毒という訳で、飲み放題のアルコール含有飲料をたらふく浴びながら一日の行動を深く反省したしだいです。

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