2014年10月2日木曜日

糖質制限ダイエット


 ここで糖質とは炭水化物のことです。炭水化物制限ダイエットといったほうが正確なのですが、糖質制限ダイエットのほうが言葉の響きが良い、といったことでその様な語法が定着したのだと思います。糖質制限ダイエットとは、従って、甘いものを我慢するダイエットのことではありません。このダイエットには二つの潮流があるようです。ひとつはアトキンスと言う人が言い出した方法で、炭水化物を120g以下に押さえる。にんじんやジャガイモだけではなく、たまねぎなどにも炭水化物は含まれていますし、小松菜やほうれん草などの葉物野菜にもわずかに含まれています。

 だからアトキンスさんの言う方法に従うと、かなり食べ物に不自由します。それに食生活がかなり偏ったものになりそうです。加工していない肉や卵には炭水化物がほとんど含まれていないので、どうしてもそういった動物性の食べ物に偏るのです。もう一方の方法はリチャード・バーンスタインと言う人が唱導したもので、炭水化物を1日130g以下に抑えるもので、これはほぼ全員が実行可能なものです。私もかぼちゃや根菜類の使用をある程度控え、ご飯は一食に1/4合としています。

糖尿病関係の医師の中には糖質制限ダイエットに反対する人もいます。食べ物が関係しているからでしょうか、推進派と反対派の意見の対立は学者らしい冷静なものとばかりは言えない様な局面も見えます。糖質制限が二人の立ち位置の違う医師によって唱えられたので、反対派の人たちの反論が若干の混乱を見せています。その多くは、アトキンス・ダイエットで心血管系の病気が助長されると言う観察結果(それも正式に万人から認められたものではない)を見て、糖質制限食全般を攻撃すると言うものです。

いろんな人の千差万別のライフスタイルで、一律にこうしろとは言いにくいのですが、柔軟に考えていけばいいと思います。サラリーマンだったら、朝トーストを一枚くわえたまま玄関を飛び出すなんてこともあると思いますが、牛乳一杯をそれに付け加えることでそれほど時間ロスが生じるとは思えないので、牛乳を飲むようにする。昼は職員食堂で簡単なものを食べる(例えばうどん)のであれば、夕食では野菜と肉・魚だけにして、ご飯類を避けるといい具合に糖質制限ダイエットが出来ます。

私は、この食事法をほぼ8週間ほど続けていて、体重が1.5kgほど減りました。一年続ければ9kgほど減るはずです。これが取らぬ狸の皮算用になるか、ちゃんと9kg減って足取りが軽くなるか、一年後にもう一度、結果をご報告したいと思います。

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